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浦和レッズ、ナビスコ杯予選突破オメデトーーーーー!!!

こんばんはー。しらたきです。
お知らせ

では、前回の続きをどうぞー。


今日の妄想。番外編!
イーグル+女性キャラで妄想してみよう。

act2「サーシャ編」の、つづき。




仄暗い病院の片隅で、イーグルは落ち着かなかった。

病院は大のつくほど苦手だった。
このまま置き去りにされるのではないかと思うと、不安でたまらなかった。ただ、
目の前に知った顔があるおかげで、自尊心を保つことができていた。
「病院は苦手ですの?」
サーシャはすべてを見透かしたような顔でこちらを眺めている。
「……さあな」

パーティからそのまま訪れた二人の格好は、当人のイーグルでさえ滑稽に感じた。
もしもこのままベオルドブルグ伯の意識が戻らなかったら、まるでピエロのようだと
イーグルは思った。
「そうだ。その、一応、礼を言っておこう」
向かいの長椅子に座っているサーシャの顔を見つめて言った。サーシャはやはり、
上品に微笑んでいた。
「困ったときはお互い様ですわ」
「いや、何か、返すべきなのかもしれん」
「それならば……お話をしてくださりませんこと?」
「お話?」
「ええ。伯爵とどういったお知り合いなのか興味があります」
「それは答えられないな。父が生きていた頃からの付き合いだが、俺もあまり
 聞いたことがないんだ」
「イーグル殿のお父上と戦友だった、と聞いていますわ」
「え?」
「社交界のよくある噂の類でしょう」
そんな噂、イーグルは聞いたことがなかった。

返答しようとしたイーグルの言葉より先に、病室の扉が開いた。中から医師が出て
きた。その後ろから看護婦が顔を出して「お話したいそうですよ」と笑って言った。


イーグルが病室に入ると、伯爵はベットから半身を出して窓の外を眺めていた。
「君の父上と夢で会ってきたよ。まだ早い、と怒られてしまった」
そこまで言うと、伯爵はイーグルの方へ振り返って笑った。
「お父上とは学生時代からの付き合いでね、よく喧嘩をしたんだ。軍へは、私が先に
入隊したんだが、雑用ばかりやらされていた。だが私たちが再会したとき、君の
父上はショーグンとして、いや、エースパイロットとしての道を、もう歩き始めて
いたんだ」
「……おかげんは、よろしいのですか?」
静かなイーグルの問いに、伯爵は黙って頷いた。

「あの万年筆のことなんだが、やはり君に話しておこうと思ってね」
「え?」
「あれは、本当は私が君の母上の気を惹くために作らせたものなんだ」
イーグルは唖然とした。
「恥ずかしながら、一目惚れでね。しかも君の父上に紹介されたのが始まりだった。
私は様々な手を使って彼女に会っていた。だが、結果はこの通りさ」
自嘲気味に笑って続ける。
「万年筆が出来上がっても、なかなか渡すことができなくてね。父上が亡くなった
ときに、はじめて持って行ったんだ。馬鹿なことをしたと思った。あれを見るたび
心が痛むんだ。だがね、イーグル。あの見事な鷲の細工を見ていると、あれは君の手
にこそ相応しい、そう思えてくるんだ。猛々しい、誇り高い、王者の顔だ。今の君を
見て、私は心底そう思っているんだ」
伯爵は懇願するような顔でイーグルの目を見た。
「頼む。貰って、くれないか」


イーグルが病室を出ると、廊下ではまだサーシャが長椅子に座っていた。
「改めて礼を言おう。君も挨拶をしてくるといい」
「いいえ。私はこれで失礼しますわ。私、伯爵とは顔を合わせたことがありません
もの」
「は? いや、それならば、なぜ」
「パーティには知人の付き添いとして出席しましたの。でもこうして、イーグル殿と
伯爵殿のお力になれて、幸いでしたわ。あとでご紹介くださいね。では、これで」
しずしずと帰っていくサーシャの後姿を見ながら、イーグルは頭をかいた。
「やれやれ」
厄介な相手に仮を作ったものだ、と思いながらも、悪い気はしていなかった。





おしまい


ほぼイーグルのお話でした。
サーシャファンの方に申し訳ないです。ごめんなさい。
万年筆の行方は各自のご想像にお任せいたしますーw


次回!

今日の妄想。番外編!
イーグル+女性キャラで妄想してみよう。
act3「キャサリン編」

夏コミが終わってからになるかもしれませんがお付き合いの程
よろしくお願いいたしますー。
本日の脱力漫画
本日の脱力漫画は自虐ネタです。すみません。
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2009.06.13 Sat l 今日の妄想 l コメント (2) トラックバック (0) l top

コメント

あー演技わかりますw
未熟者ですが私も描いている人物と同じ顔つきになったり、台詞を小声で言ったり、とても見られたもんじゃなくなります。

夏コミがんばってくださーい
2009.06.15 Mon l 所沢クリキントン. URL l 編集
あんまり作品の中の人物に感情移入しちゃうと
その先の面白い展開が見えにくくなってしまうと思うのですよ。
でもついつい同じ仕草しちゃうんですよねぇ。

夏コミがんばりまーす。
2009.06.20 Sat l しらたき. URL l 編集

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