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こんばんはー、レッズは勝てなかったけれど変わろうとしている様子が
ひしひしとわかる希望の見える負けだったから今後に期待しようと思う
しらたきです。
よーし、グッズ買っちゃうぞっ☆


セブンスドラゴンが発売されましたが、みなさんはプレイしていますか?
世界樹の迷宮のスタッフが作ったという新作RPGですが、私はなんかこう……
キャラのデザインが好みではないので敬遠しています。
面白いのかなぁ。

ウォーズDS2の日本版まだかなまだかなー。





今日の妄想つづきのつづきのつづき。





走っていた男の身体が弓なりにうねった。

殺した。まさか、殺してしまったのか?
俺は懐かしい硝煙の匂いが漂う自分のリボルバーを下ろした。
もう殺意をもってこいつを振り回すことはしない、と誓ったはずだった。いや、
殺していない。咄嗟に、俺は脚を狙った。そのはずだ。

銃をしまいながら男に駆け寄った。まだ男に息があることに気づくと、俺は
とりあえずホッとして、黙ってその男を見下ろした。
男は二ヵ所から血を流していた。足と、耳から。
「耳にも銃創……?」
気づいた瞬間、背筋が凍るような殺気を感じて辺りを見回した。森の木の影に、
銃を持った人影が見える。そう、敵は一人ではなかった。
この男を撃った奴がいる。そこの、木の影に。まるでこいつはもう用無しだと
意思を示すように、冷静に引き金を引いた奴が。
息を呑んだ。


「ビリー!」
ボクスの声が緊張を解いた。横を見るとこちらに駆け寄ってきている。次に森の
木の影へ目を向けたときには、人影も殺気も消えていた。
逃げられたか。いや、助かった、というべきなのか。
「うわ、どうしたんだ、こいつ!」
「おそらく、こいつが仕掛け人だ」
俺が声をかけたのと同時に、ボクスは懐の鞄から包帯を取り出して、虫の息である
その男の手当てをはじめた。
「よし、まだ生きてる! ビリー、手伝ってくれ!」
ボクスの左腕はだらん、と下りたままだった。片腕でやりづらそうに止血をはじめて
いる。俺は動かなかった。
助ける? こいつを?
「……なぜだ?」
「聞こえたのか、ビリー! そっち持ってくれないか!」
「気がのらねぇ」
「え?」
俺はボクスから目をそらした。答えがくるまでに間が空いた。ボクスは、俺に失望
したわけでも軽蔑したわけでもなく、ただただ落ち着いた口調で言った。
「うん、そうだな。……じゃあ、輸送車を、呼んできてくれないか。戦いはだいぶ
 落ち着いた。街から、支援が来たんだ。だから安心してくれ」
「わかった」
背中で聞きながら、俺はすでに歩き出していた。自らを軽蔑しながら。


そう。このときに、思い知ったのだ。
俺はこの国に、レッドスターにはいられない、と。
今までさんざん苦しめられたのに、倒れたソイツをいたわるボクスの姿が俺には
眩し過ぎた。おそらく、マックスがその場にいたとすれば、同じことをしただろう。
そして俺は、やはりその場に立ち尽くしただろう。
俺はここにいるべきではないのだ。合わない。
この国を出よう。
そう決めたのは、いつだったか。その後のことだったか。

「なぜあんなことを、奴を助けようなんて、思ったんだ?」
後になってボクスに聞いた。たしか、場所は病院だった。
「分からない。ただ、ケガしている人を見て、助けなきゃ、と思ったんだ」
ボクスに会ったのはそれが最後になった。片腕を失ったボクスは軍とは全く関わりの
ない世界へ歩き出した。俺にはその姿すら眩しく感じたことを覚えている。


あんな酷い目にあったというのに、俺はまだ戦場にいる。
「まあ、そんなわけでの、負傷者はたくさん出たが、ワシたちは森を制圧し、なん
 とかこの危機を乗り切ったわけじゃな」
「すごいですね!」
イワンの声が一段と大きく響いた。ホイップのダンナは満足そうな顔をしている。
「こうした経験をブルームーンに伝えるために、故郷へ帰る決意をそのときに
 したんじゃよ。……む、もうこんな時間か」
時計のアラームが鳴った。
「さてと。続きじゃ、いくぞビリー! いつまで休んでおる!」
「へいへい」
「頑張ってくださいね!」
イワン坊やの頭を軽くなでてから、俺はホイップのダンナを追った。
いつからだろう。この国を居心地よく思い始めたのは。
だがレッドスターにいた頃もそうだった。マックスやキャサリンと過ごしながら
俺はここでうまくやっていける、と思ったのだ。
だから、未来はどうなるか分からない。
けれど今はこの国が心地いい。
今の俺は、それに報いるために、やるだけだ。

つまらねぇことを思い出しちまった。
俺は帽子を深くかぶり直した。





おしまい


いやあ、ようやく終わりました。
ガラにも無い妄想をしてしまって申し訳ないです。
いろんな穴があるとは思いますが、勘弁してやってくださいw

ビリーの真面目な妄想は一度やってみたいなあ、と思っていたので
こんなカタチでできてよかったです。
お付き合いありがとうございました。
ビリーはええのう
ビリーはセクシーだなあ。大好き。
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2009.03.10 Tue l 今日の妄想 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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