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どもども。しらたきでぇす。
正直に白状したいと思います。

ネームが

  ち っ 
     と
       も
  す
   す
    ん 
     で
       な い で す 。

orz



そんなわけで、記事に絵が無いのを誤魔化すために「今日の妄想。」を置いておきます。
以前、文章化したものの、没にしてずっと埋もれていたやつです。





今日の妄想。





地平線の先が青白く光りはじめるのを見た。地上で見る日の出も、たまには
いい。




明るくなっていく木々を見て、身体がぶるっと震えた。ズボンのポケットから
懐中時計を取り出し、時間を確かめる。5時半だ。進攻は8時開始の予定に
なっている。時間が惜しい。仕方が無いな。俺が直に起こすか。
まぬけな兵たちを追いやって、俺はリョウが仮眠をとっているテントに
押し入った。
「おい! リョウ!」
「うーん……」
「起きろ!」
「まだ寝ててもいい時間だぞ……ぐぅ」
「お前の判断が欲しいんだ! おい! 寝るな!」
そういえば、他人を起こすなんて初めてだ。
再び毛布に隠れようとしたリョウを俺は無理矢理立ち上がらせ、毛布を持たせ、
そのまま兵の待つテントまで引っ張った。
雲ひとつ無い青空が広がっている。飛ぶには絶好の日だ。だが、今日の俺に飛ぶ
予定は無い。進攻を待つ、くすんだ戦車がテントの向こうに無言で並んでいる。


中では先ほどの若い男女が――と言っても、俺たちよりは年上のようだが
――緊張した様子で、組み立て式のイスに並んで腰掛けていた。同じようにして
俺はその向かいに座り、目が半開きになっているリョウをその隣に座らせた。
「こんな少年が、この隊のショーグンなのですか?」
男の方が俺に問いかけた。首を縦に振る。
寝ぼけた顔をしているリョウが、目をこすって俺を見た。
「だれなんだ? イーグル?」
「ブラックホール軍の工作員だそうだ」
「こうさくいん?」
「いわゆるスパイのことだ」
「ふうん」
リョウの表情は変わらない。分かっているのか、いないのか。
「それで?」
「その先はこれから聞くんだ。さあ、話してもらおうか」
俺はその二人を睨む。見極めなくてはいけない。罠か、否か。
若い男女は顔を見合わせ、リョウの方を気にしている。リョウはけろっとした
顔で話し出すのを待っている。口を開いたのは女のほうだった。

「私たちはブラックホール軍から逃れたいと思っています」
「ほう」
なかなか面白そうなことを言う。
「すぐに国を出たいのです。ですが、ここで軍から逃れるためには
 山を越えなくてはなりません。私たちだけではとても無理です。
 ですから、連合の方にこうしてお願いをしに来たのです。
 タダでとは言いません。我々が知っている情報をすべてお教えします。
 ……といっても、私たちは組織の末端の者。有益な情報など
 ほとんど持ち合わせていないのですが……そうだわ。
 この先で軍の部隊があなた方を待ち伏せしております。本当です」
女は祈るようにして手を組み、俺を見つめた。

「こんな話、信じてくださりませんよね……」
「なぜこんなことをしようと思った? なぜ俺たちに?」
身を乗り出すようにして、今度は男の方が口を開けた。
「あなた方はホークショーグンをご存知ですよね。我々はショーグンの元で
 活動をしておりました。ショーグンが軍から消えて、働く意欲を失ったのです。
 進軍してくるのがリョウショーグンの隊だと知り、あなたならばきっと
 我々の言葉を信じていただけると思って来たのです」
「残念ながら、俺はリョウでは無い。リョウはそっちだ」
顔を向けて促した。男女の視線が隣に移る。
「あなたが……」
沈黙が長引いた。仕方なく俺が切り出す。

「貴様らに仲間はいるのか?」
「我々はふたりで活動していました。他に行動を共にした仲間はおりません」
「奴は、いや、ホークは、リョウのことを何と言っていた?」
「近いうちに必ず我々の脅威になると言っていました。できれば我々の軍に
 引き入れたいと。ホークショーグンはリョウショーグンを高く
 買っておりました。我々はホークショーグンの命を受けて、
 リョウショーグンに接触を図ろうと様々な方法で探したのです。
 しかし、今日までその居場所を見つけることは、ついにできませんでした」
キャサリンシレイの仕業だな、と俺は思った。巧みにリョウの存在を
隠していたのだろう。接触されるとリョウはどちらに転ぶか分からない、と
危惧をして。

「なるほど。事情は分かった。だが信じるかどうかはこちらで決める。
 しばらくここで拘束させてもらうが、構わんな?」
「分かっています」
「よし、行くぞ、リョウ」
その場からさっさと去ることにして、俺たちはテントから適度に距離をとり
戦車の脇の地面に座り込んだ。さて、どうしてくれようか。

「罠かもしれんな。俺たちを誘い出す気なのかもしれん」
「この先で本当に待ち伏せされてるか、確かめればいいと思うぞ」
「それはそうだが、兵たちにはまだ休息が必要ではないのか。皆相当くたびれて
 いるだろう。偵察部隊も、ほとんど徹夜続きだからな」
「そうだな、起こすのはかわいそうだな」
「なんにせよ、この隊はお前の隊だからな。最終判断は任せるが……おい。
 リョウ? どこへ行くんだ?」
唐突に立ち上がったと思えば、すたすたとリョウは歩いていく。
「リョウ!」
「僕が確かめてくる。この先にブラックホール軍がいるかどうか、見てくるぞ」
「待て、お前が直に行ってどうするんだ! どんな危険があるかも分からんし、
 それに、ええと……」

「あの人たちは僕を信じて来てくれたんだ。だから、僕も答えなきゃいけないと
 思う」
リョウはそう言うと俺に背中を向けた。
思わず、笑みをこぼした自分に気づく。

ふと目に付いたバイクにまたがり、エンジンをかけた。
「後ろに乗れ、リョウ。徒歩では時間がかかりすぎる」
「ありがとう、イーグル!」
リョウが後ろに乗るのを確認して、俺はゴーグルを構えた。朝日がだいぶ昇って
きている。光が眩しい。

「ショ、ショーグン!」
エンジン音を聞き、副官が慌てて出てきた。リョウは澄んだ声で挨拶をする。
「イーグルと偵察してくるぞ!」
答えを聞く前に発車させた。バイクがぶるると呻る。冷えた空気が風となって
俺たちに向かってくる。先の様子を探りながら、慎重にスピードを上げる。
「この戦い、勝つぞ。リョウ」
「おう! もちろんだ!」
近づく戦いの予感をかみ締めながら、再び俺は、にやりと笑った。





・・・


たまには恋愛モノじゃない方向で妄想してみました。
難しいです。あうあう。


追記で拍手返信。
>にがうりさんへ
遅レスごめんなさい。

素敵な妄想をありがとうございました。
屋上でイチャイチャするイードミがとってもカワイイですっ!
カワイイですっ!! も一回、カワイイですっ!!!
ビリーがイーグルたちに対して何をしたのか
よく分からなかったのですが……すみません。
でもカッコイイですねビリー。ありがとうございましたー。

ちまちま進軍してくるヒゲ相手、お疲れ様でした。いいな対戦。
ハンナならば重戦車1台でバーッと攻めても大丈夫です。
次は頑張ってくださいー。
そしてニコ厨乙です。

読書の気持ち良い季節ですね。
買ったまま、読んでない本が溜まってきました。あうあう。


>ジョンたさんへ
遅レスすみません。
応援ありがとうございますー!

伊坂幸太郎は私もあまり読んだ事がなくて……
詳しくないんです。すみません。(^^;
最近、知人に原 の本を何冊かいただいたので、ちょこちょこ
読んでいます。ハードボイルド系ミステリーなので
登場人物がいちいちクールで素敵でした。

法月綸太郎が好きなのでハードボイルドっぽい作品を探してます。
オススメがあったらぜひ教えてくださいね。


>大幸クリキントンくんへ
ありがとうございますー。
遅レスごめんなさい。

五輪の書は年頃の女の子には渋すぎる気がw
でも確かに、キクチヨは葉隠とか読んでそうですね。
そんな中アスカはこっそり中原中也あたりを読んでたりして……
妄想してしまいます。
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2008.11.05 Wed l 今日の妄想 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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